【いなだ】
- 意味
ぶりの干物。
- 使用例
盆の贈物は高いけどいなだにせんまいけ。
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- 背景
富山でも高級なものになってしまった。三枚におろして塩漬けしたあと、日干しにしてこちこちに乾かしたもので、かつお節のようにけずって食べる。7月ともなると、デパートなどに縄で巻いたいなだが贈答品として登場する。別名「巻きぶり」ともいう。
ところで、「いなだ」がいつのころから加工されるようなったのだろうか。越中のぶりが飛騨の高山に運ばれるようになった江戸中期ごろからかもしれない。夏のぶりとして、この干物が運ばれたというわけであろう。ぶりと言えば、成長につれて名を変える出世魚である。
○富山県では、ツバエソ→コズクラ→フクラギ→ガンド(ニマイズル)→ブリ(アオブリ、サンカ)→オオブリ
○石川県では、ツバイソ→フクラゲ→カンド(オフクラギ)→イナダ(コブリ、ニマイズリ)→ブリ
この名称歴からもわかるように、「いなだ」は元はある時期(大きさ)の名称であったと思われる。
