★パーシェ式
比較時のウェイトを用いて算出する。計算のたびにウェイトを算出し直さなければいけないため、採用されている例はほとんどない。
★バーチャルショップ
オンラインショッピングができるインターネット上の仮想商店。インターネット上のホームページに商品情報を掲載し、電子メールやファックスなどで客からの注文を取り、商品を宅配するのが一般的。
★配置転換
同一の企業内の部署間・事業所間で従業者を再配置することで、配転あるいはジョブ・ローテーションともいわれる。好況期・不況期に関わらず行われるが、好況期に行われる場合、従業員の教育訓練目的の意味合いが強い。一方、不況期には、解雇を避けるため既存の企業内労働力をできるだけ弾力的に活用するという狙いから行われてきた。
★ハセップ(HACCP)
「総合衛生管理製造過程」と訳されている。食品製造工程の品質管理プログラムの一つで、アメリカで開発された。最終製品を抜き取り検査する一般的な検査方法とは異なり、製造プロセス全体を管理するのが特徴。
★バランスシート規制
自己資本比率(貸し出し額など資産に対する資本金などの自己資本の比率)規制等をいう。なお、自己資本比率規制は国際業務を営む銀行であれば国際決済銀行(BIS)が定める自己資本比率8%以上とする規制(BIS規制)が適用される。
★バランスシートの改善
バブル期に、土地や株などの資産価格の上昇により含み益が増加し、それが企業のリスク許容力(新規の事業を行ったり、必要資金を負債によって調達する場合に、想定され得る失敗のリスクや倒産に陥るリスクに対する許容量)を高めた。リスク許容力が増したことから、企業では負債を積み上げながら積極的な投資活動を行った。つまり、バブル生成の過程で企業は、資産・負債を両建てで増加させた。バブルの崩壊により資産は瞬時に減少するが、負債はそのまま残存することとなり、バランスシートは悪化した。バランスシートの改善は、負債残高を重荷と感じるようになった企業がリスク許容力の低下に見合って負債比率を引き下げようとすること。
(「経済白書」平成6年版より抜粋)
★範囲の経済
複数の生産物、サービスをそれぞれ別の企業が生産するよりも、まとめて1社が生産するほうが費用が安くすむこと。これは、それぞれの生産物、サービスを生産する際に共通に用いられる投入物があり、1社生産の方が、複数企業による生産よりも、投入物に係る費用を節約できるためである。
 
★日帰り介護(デイサービス)
老人デイサービスセンター等の施設に通ってうける、入浴・食事の提供(これに伴う介護を含む)その他の日常生活上の世話と機能訓練。
★日帰りリハビリテーション(デイケア)
基準に適合する居宅要介護者等が介護老人保健施設、病院・診療所でうける、心身の機能の維持回復を図り日常生活の自立を助けるための理学療法・作業療法等のリハビリテーション。
★比較優位の原理
各国が全ての財を自給自足するよりも、他国に比べ生産コストが相対的に安い財の生産に特化し互いに貿易する方が、限りある資源の下でより多くの財の消費が可能になる事を示す。
★非関税障壁(NTB)
輸入を阻害する制度、措置、慣行などで、関税以外のものをいう。(1)国内産業の保護を目的とした直接的な輸入数量制限措置、(2)輸入にかかわる手続きが複雑、遅い、恣意的な運用、(3)国産品優先の政府調達、(4)特殊な商慣行、などがある。
★日々のレート
日々テレビや新聞紙上で報道される為替レートは、銀行間市場で形成される銀行間レートを指す。対顧客レートはこれに仲介の際の手数料や外貨を送る際のコストなどが上乗せされる。
★標本誤差・標準誤差・標準偏差
●標本誤差:標本調査によって測定された数値と、母集団の数値との差異で、標本の抽出を原因とするものをいう。(なお、回答誤りや計算誤りなどによるものは、「非標本誤差」という)
●標準誤差:1つの標本調査の標本誤差は、同じ標本調査を同じ条件で何回も行ったと仮定したときに得られるあらゆる結果数値(統計量の値)の標準偏差によって評価される。この意味の標準偏差を、標準誤差という。
●標準偏差:集団のばらつきの程度を表す一つの尺度。詳しくは、13章の「平均と標準偏差」を参照。
 
★ファンダメンタルズ(fundamentals)
資産価格のうち、その本源的収益の期待現在割り引き価値を反映した部分を指す。たとえば株式であれば、将来予想される配当の現在割り引き価値に対応する部分をファンダメンタルズと定義し、それを超える部分をバブルとすると、バブルの一つの定義が得られる。またマクロ経済全体に関して、一国の経済状態や通貨価値を判断する基礎的条件などの意に用いられることもあり、その場合、成長率、インフレ率、失業率、景気動向、国際収支などがその判定基準とされている。
★フィスカル・ポリシー、乗数効果
フィスカル・ポリシー:(図1)単純化のため海外部門を除いた閉鎖経済で考えると、総需要D=国民所得Y=C+I+G…(1)の場合、国民所得はこの線と45度線の交点E0に対応する点Y0になる。Y0は市場で需給が一致する点にすぎないので、多数の失業者が存在する場合もある。このとき、Y1が望ましい所得水準であれば、不足している総需要の分だけ政府支出を追加(ΔG)すれば良い。このように、政府が需要を変動させ、景気の安定化を図ろうとする政策がフィスカル・ポリシーである。
乗数効果:ある支出が、その波及効果が終わったとき、もとの何倍かの所得を生じること。図1で、消費CはC0+cYで表される。cは所得Yが1単位増加したとき消費が何単位増えるかという限界消費性向を表す(0<c<1)。これを(1)式に代入すると、Y=[1/(1−c)](C0+I+G) となり、政府支出がΔGだけ増加した場合のYの増加分ΔYは[1/(1−c)]ΔGとなる。1/(1−c) が乗数でcが大きいほど、ΔYはΔGよりも大きくなる(乗数効果は大きくなる)。
★フィッシャー式
ラスパイレス式とパーシェ式の幾何平均によって求める。例としては、貿易価格指数(財務省)がある。
★付加価値生産性
生産のために投入された生産要素(労働、資本など)の量と、その結果生産された生産物の量との比率を生産性といい、生産の効率をみる尺度とされている。付加価値に関する生産性は、付加価値額÷投入要素で示される。その指標には投入要素に労働を用いた労働生産性、資本を用いた資本生産性、労働と資本を用いた総要素生産性などがある。
★複式簿記
単式簿記に対する帳簿の記入方法。例えば国内の輸入業者が商品をドル現金払いで輸入した場合、単式簿記では帳簿のドル現金欄で国内のドルが減少したこと、必要があれば別個の商品欄で商品が輸入によって増加したことが記載される。
一方複式簿記ではドルの減少と商品輸入が表の左右に同額記載される。財産の変動がその原因とともに記録されるため、単式簿記に比べ情報量が多い。
★福祉用具の貸与・購入費の支給
日常生活の便宜を図る用具や機能訓練のための用具で、日常生活の自立を助けるもの(厚生労働大臣が定めるもの:(例)特殊ベッドや車いす)の貸与・購入。
★プライベート・ブランド(private brand)
略してPBともいう。ブランド戦略のひとつであるが、プライベート・ブランドに基づく商品開発は、安価で良質の商品を求める消費者のニーズに合致している。既存の生産、流通ルートでは、安くて品質がよい商品を仕入れるには限界があるところから、主としてスーパー・マーケットなどの大手小売業者が自社の顧客に合わせて独自のブランドによる商品の開発を行い、販売活動を行っている。この場合の製造業者は、一流メーカーであることが多く、生産されたものはすべて発注者である小売業者が買い取る場合が多い。そのため、メーカーの危険負担は小さくてすみ、消費者は一流メーカーの商品を安く買うことができるというメリットがある。
★プライマリー・バランス(基礎的財政収支)
国債費を除く歳出と公債金収入を除く歳入についての財政収支で、プライマリー・バランスの均衡=現世代の受益と負担の均衡、となる。
★プライムレート
銀行が最も信用力の高い企業に貸出すときの金利をいう。貸出期間が1年以内の短期プライムレート、1年超の長期プライムレートがある。プライムレートは本来、最も低い貸出金利のことであるが、現実にはプライムレートよりもさらに低い金利での貸出しが増えている。たとえば、短期市場金利に一定の金利を上乗せするスプレッド貸出が増えており、さらにその金利の上乗せ幅も縮小傾向にある。このようなことから、プライムレートは形骸化が進んでいるといえる。その背景としては、企業が資金調達をより低コストな社債発行にシフトさせていることから、銀行間において取引先確保のための金利引き下げ競争が激化したことがある。
★プラザ合意
1985年9月22日にニューヨークのプラザホテルで開かれた5カ国蔵相会議(G5)におけるドル高是正のための合意。それまでのドル独歩高を修正し、対外不均衡を為替相場面の調整で是正するのが目的だった。この合意に基づき各国はドル売りの協調介入に乗り出し1ドル=240円台が85年末には1ドル=200円まで一気に修正され、その後の円高・ドル安の基調をつくりあげた。
(「経済新語辞典2000」日本経済新聞社)
★フリー・キャッシュ・フロー
経営者が自由裁量的に借入金の返済や、株主への配当、新規事業へ使用できるキャッシュ。はっきりした定義はないが、営業活動によるキャッシュ・フローから、経営活動に必要な支出を差し引いたものとされる。経営活動に必要な支出とは、投資活動によるキャッシュ・フローやそのうち現在の事業活動に必要な設備投資額などがあげられる。
★不良債権処理
通常、損失見込み額を引当金として特別勘定に計上する貸借対照表上の処理にとどまっている。しかし、このやり方では、不良資産は帳簿から消えず、担保不動産の価値がさらに下落すれば、追加的な損失が膨らみ、銀行の経営基盤が一層弱体化する恐れがある。
★ブレトンウッズ体制
44年7月、アメリカのブレトンウッズに連合国45カ国の代表が参加し国際通貨秩序を律するものとして、国際通貨基金(IMF)協定と国際復興開発銀行(世界銀行)協定が合意された。
★ブロードバンド
明確な定義はないが、通常、高速で大容量の情報を送受信できる回線を指す。84年にはメディア別に敷設されている回線を一本化し、効率よく高品質のデータを送信するISDN(総合デジタル通信網)が登場した。しかし、92年に商用化されたインターネットの爆発的な普及に伴い、さらなる高速・広帯域回線が望まれるようになり、近年ではISDNの約十倍の速度で送信できるADSLやCATV回線を利用したブロードバンドが注目されている。さらに、インターネット衛星、無線回線の高速アクセスも可能となっている。
★紛争解決手続き
WTOでは、当事国が2国間協議では解決できない紛争について、全加盟国が合意した紛争解決手続きにゆだねて解決を図る。一連の手続きは自動性・迅速性を特徴とし、付託される紛争案件は増加している。

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